風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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たぬちゃんのトラウマ

うちの近くに猫が3匹いる。野良猫なのだが、近所の奥さんが餌をあげており、エサを食べにくるので我が家の敷地にも時々やって来てはブロック塀の上や、ポストの上に座っている。ただし、縄張りがあるのか、うちに来るのは黒っぽい一番顔立ちのきれいな猫だけ。この猫とはもう数年の付き合いになる。出合うと互いに目を見つめ合い、だんだん近づくのだが2mの距離になるとさっと身をかわして逃げ去ってしまう。

先日、その奥さんが、偶々我が家の前でうちに来る猫に餌をあげていた。「名前はあるんですか?」「タヌキみたいだからたぬちゃんと呼んでいます」という会話ではじまり、しばらくたぬちゃんの身の上話を聴いた。当初はいなかったのだが、茶色の猫が連れてきたという。冬の間は、小屋も用意してやっているが、春になると出ていってしまうとか。でも餌だけはちゃんと食べにくる。「餌をあげてもいいですか?」ときくと「食べればね」。たぬちゃん、エサをあげ始めて4年になるのに、未だ一度も触らせてくれないらしい。なるほど、だから顔なじみにもかかわらず、いつもさっと身をかわすわけだ。

猫好きの人は異口同音に、猫も犬も同じで人になつくと言う。飼い猫は、多分だが、生まれた時からそれなりに可愛がられて育てられてきたからなつくのだろう。一方野良猫のたぬちゃんは幼少期に愛情を掛けられなかっただけでなく、これも多分、人間からいじめられてきたに違いない。

猫といえども、生まれたばかりはでは脳は未発達。ささやかな大脳だけでなく、小脳も成長に連れて発達すると思われる。成長時にも様々なホルモンが作用し、不快な環境と快適な環境では、分泌されるホルモンバランスは異なる。過酷な環境下で育てば、小脳の発達が正常な状態と異なると考えるのは合理的だろう。いわゆる、心の傷というもの。小脳なので記憶には残らないが、人間を避けるという回路だけは形成されている。だから、いくら大脳でこの人は優しくしてくれるとか、害はなさそうと思っても、体が人間を拒否してしまう。たぬちゃんのトラウマ。

赤ちゃんの成長を観察しているわけではないが、毎日見ているといろいろなことに気付く。大脳、小脳の発達していく様子や、ホルモンの分泌調整機能が未発達であるゆえと思われる反応など。ホルモンの分泌メカニズムというのはかなり複雑だが解明されているらしい。ある刺激があってあるホルモンが分泌されるわけではなく、例えば成長ホルモン放出ホルモンが特定の器官に作用して成長ホルモンが分泌される。だから、成長期の環境が悪いと、ホルモンの分泌バランスが崩れ、小脳、大脳の発達に瑕を残す。性格というか、ある外的刺激に対して人によって反応が違うのは、実は乳児期の環境の違いによるのでは?、というのが新発見。娘には、泣くということは何らかの不快感ホルモンが分泌されているので、なるべく泣かさないように、と話している。

ホルモン分泌のイメージ。ホルモン調節

たぬちゃん近影。20150830-1.jpg


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