風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

Entries

地球外生命体は存在するか???(2)

生命体について何か語る時は、生命と何かについて知識レベルが共通でなければ話は絶対にかみ合わない。では、生命体とは何か?自己複製とエネルギー代謝、この二つの能力を兼ね備えた有機体を生命体と呼ぶと言ってよいだろう。

では、自己複製とは?この部分の正確な認識が火星人について語る際に必要にして最重要な要素であるので詳述する。この自己複製能力をつかさどるのがDNA。
DNAのイメージ図 DNA構造

DNAとはデオキシリボ核酸の頭文字で、水素、窒素、酸素、炭素からなる超高分子生体物質。DNAの構造はヌクレオチドと呼ばれる構成単位が有限ではあるが無数に連続したもの、というのが物理的なというかイメージとしての構造。ヌクレオチドは二重らせんの両側の構成要素で、上図のねじれ紐をつなぐ橋が塩基と呼ばれる部分。塩基は4種類ありそれぞれ結合する相手が決まっているのでヌクレオチドは必ずペアになる。このペアをゲノムという。
DNAの構造

ヌクレオチドは3つの物質が結合したもので、そのアイテムは、リン酸、糖(デオキシリボース)、そして4種類の塩基。ここでのポイントは赤の糖。砂糖の仲間だがDNAはこの環状分子がなくてはならない(DNAの名前からも想像つくけどね)。
ヌクレオチドimages

次に塩基。DNAでは4種類と決まっていて、アデニン(A),グアニン(G),シトシン(C)、チミン(T)。その化学構造式を示すが結構鬱陶しく、簡単には覚えられないレベル。
DNA要素

これで、複製機能を司るDNAがどんなモノかということはわかった。

高校で生物を取った人には常識だろうが、ちょっと横道に逸れて自己複製のメカニズムを超簡単に記しておく。上述のように4種の塩基のペアはきまっている。このペアを分離、すなわちDNAイメージ図の橋の真ん中で二つに切り、それぞれが片割れを何とかして再生すれば、同じものが二つできる。これがDNAの自己複製。生体を作るたんぱく質は塩基の並び方で決まるので同じ生命体が複製される。この塩基の並び方もしくはゲノム配列は近年相当解明されていて、ヒトのゲノムを全て読み解こうとするプロジェクトさえある。
ゲノム配列 20151002塩基配列

最後にゲノム数。ヒトで約33億個。上図のようなAGCTの文字が33億個並ぶ。それが人間の一つの細胞の核にあるDNAの姿。必ずしも高等生物ほどゲノム数(サイズ)が大きくなるわけではないが、細菌レベルでは100万個レベルと相対的には小さい。しかし地球で最初誕生した生命体でも数万から数十万のゲノムがなければ生命体として維持できなかったろう。
20151002ゲノム数

これで自己複製部門の共有知識レベルの確認終了。午後とか言いながら夜になって書きはじめたら結構時間を食ったので、続きは明日。
関連記事
スポンサーサイト

*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

右サイドメニュー

検索フォーム

最新トラックバック