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2023.09/19 [Tue]
伊根との再会
山荘を3時過ぎに出発、関越走行中赤城の山の中で「本庄児玉IC-花園IC間で8キロ80分の事故渋滞」の電光掲示に出会った。凄まじい大渋滞。これだけの重症の渋滞であれば本庄児玉で関越を降りて花園でまた乗った方がいいかも、などと話していたが前橋付近で5キロ30分と渋滞が急減し始めていた。これなら上里SAで渋滞の情報を観察しつつ渋滞の消滅を待った方が賢くない、ということで上里SAに入った。渋滞に突っ込んで車中で30分過ごすより、SAで缶コーヒーでも飲みながら過ごした方が快適なはず。また関越に乗る前に買い物をしたり、夕刻の自然渋滞もあったりして、家に着いたのは夜の7時半ごろになってしまった。上の子の忘れ物があったのでゆっくりすることもなく娘のマンションへ届け、地元の中華料理店で夕食、家でお茶となったのは9時過ぎ。
NHKのニュースをかけっぱなしで新聞を見ていると、10時から新しいドラマ『満天のゴール』が始まった。観る気はなかったがふと目にした画面に心当たりが。観ていた妻に、このドラマの場所はどこ?と聞くと、分からないけど京都からバスで数時間の所だという。なるほど。ちょっとだけ観ていると海の風景が現れた。まぎれもない、このドラマのロケ地は伊根であると確信した。
NHKのHPの『満天のゴール』の紹介ページを見るとこうあった。「川岸奈緒は夫に裏切られ東京から故郷・京都の伊根町に出戻ってきたシングルマザー(以下略)」。
伊根は2014年10月に訪れている。「河」の全国大会が京都で開催され、その後出雲に行く予定があったので、時間の隙間を利用し車で北近畿を二泊三日で回った。この時のブログに、伊根の訪問に関して「一路今回の旅のメインディッシュである伊根をめざす。」と書いているから、伊根訪問が旅の目的でもあった。確かにそんな気がする。
10月9日のブログ →こちら
その記事に貼った写真から一部借用。わざわざ訪れた9年前の僻地がドラマの舞台に選ばれたということがこのなぜか嬉しい。ただしこのドラマを見ることはしなかった。



NHKのニュースをかけっぱなしで新聞を見ていると、10時から新しいドラマ『満天のゴール』が始まった。観る気はなかったがふと目にした画面に心当たりが。観ていた妻に、このドラマの場所はどこ?と聞くと、分からないけど京都からバスで数時間の所だという。なるほど。ちょっとだけ観ていると海の風景が現れた。まぎれもない、このドラマのロケ地は伊根であると確信した。
NHKのHPの『満天のゴール』の紹介ページを見るとこうあった。「川岸奈緒は夫に裏切られ東京から故郷・京都の伊根町に出戻ってきたシングルマザー(以下略)」。
伊根は2014年10月に訪れている。「河」の全国大会が京都で開催され、その後出雲に行く予定があったので、時間の隙間を利用し車で北近畿を二泊三日で回った。この時のブログに、伊根の訪問に関して「一路今回の旅のメインディッシュである伊根をめざす。」と書いているから、伊根訪問が旅の目的でもあった。確かにそんな気がする。
10月9日のブログ →こちら
その記事に貼った写真から一部借用。わざわざ訪れた9年前の僻地がドラマの舞台に選ばれたということがこのなぜか嬉しい。ただしこのドラマを見ることはしなかった。



2023.09/18 [Mon]
正しい連休の過ごし方
昨日17日の日曜日、どこかに行く計画はないということで、娘たちは一家五人で捕虫網と虫篭を持って明川に歩いて行った。バッタやトンボなどを捕獲できたそうで昼過ぎに孫たちは生き生きとした顔で帰ってきた。
お昼は車で「角彌」で蕎麦を食べたいと言われていた。三連休の中日とあっては長時間待たされることは必定であったが、第二駐車場のそばに吊り橋があって時間つぶしの散歩にはちょうど良いので12時半ごろ出発。妻を店の前で降ろし予約してもらって第二駐車場へ。妻曰く40分ぐらい待つそうだが、呼び出しの電話がはいるのだという。確かに店に待合室はあるもの40分待ちの客がはいれるわけはない。全員そろったところで吊り橋へ。と言っても100メートルも離れていない。この頃には下の子は疲れたのかお休み中。

使われているのかどうかわからないが東京電力の発電所がある。吊り橋の向こう側にて。トカゲを追いかけていったら坐っているコンクリート面のすぐ下に穴があってトカゲが入って行ったそうだ。

吊り橋を戻ると左手の草地にヤギが2匹見えた。行ってみると、近くで民宿を営んでいるというおじさんがゴムホースで繋いだヤギに草を食べさせていた。


そのすぐそばに公園があり、ちょっと寄り道をして「角彌」に向かう。右はみなかみ町立幸知小学校の跡地。校門だけが残っており、いつ撤去されるかわからないので記念撮影。かなり前から廃校になっていたが、校庭の片隅に水上のアメダス観測装置が設置されていた。アメダスも数年前の校舎解体を期に撤去された。だから厳密に言えば水上のアメダス観測値は連続性がない。たいした違いはないだろうし、そもそも連続性が欠けても問題はないが、気象庁HPに注釈はなく、知らん顔しておこうということらしい。

そんな中、携帯が鳴っての呼び出し。ここの一人前はびっくりするほど盛りがよかった。それがだんだん小さくなり現在はその面影も消えたが、昼食は遅いし夕食は早いしというので、大人4人子供3人で4人前を注文。ソバだからすぐに4人盛りのヘギ蕎麦が到着。

「角彌」に入って下の子も目を覚まし食事に参加。結局足りなくて一人前を追加した。

左は「角彌」出口、というか入口。その足で昨日訪れた「湯テルメ谷川」に向かう。お風呂が使えないからお風呂代わり。昨日と違って駐車場に入るのに待つほどの大混雑。運よく車2台が待たずに入れたが、内風呂も露天風呂も人でいっぱい。

山荘に戻ったのは4時過ぎ。ゆっくりする暇もなく夕食のグリルというか日本語でいうバーベキューの支度に入る。上の子はこれが目的で来たようなものだからヤル気満々。着火剤への点火はしてやったが、炭を熾すまでのすべての作業はアドバイスをしながら上の子にやらせた。木に火が移り、燃え盛り始めたところでの炭入れ。

炭が熾き始めた時点での団扇作業。あんまりすんなり炭が熾きてしまったせいか、大はしゃぎという感じではなかった。

夕食後、木で火を焚いてのデザートの焼マシュマロ、火で焙ると溶けるのでこれをビスケットに挟んで食べる。

最後は花火大会。虫捕りに行って、お昼を食べ温泉に入って夕食を食べただけの一日だったが、子供たちにとってはとても楽しかったようだ。正しい連休の過ごし方。




お昼は車で「角彌」で蕎麦を食べたいと言われていた。三連休の中日とあっては長時間待たされることは必定であったが、第二駐車場のそばに吊り橋があって時間つぶしの散歩にはちょうど良いので12時半ごろ出発。妻を店の前で降ろし予約してもらって第二駐車場へ。妻曰く40分ぐらい待つそうだが、呼び出しの電話がはいるのだという。確かに店に待合室はあるもの40分待ちの客がはいれるわけはない。全員そろったところで吊り橋へ。と言っても100メートルも離れていない。この頃には下の子は疲れたのかお休み中。

使われているのかどうかわからないが東京電力の発電所がある。吊り橋の向こう側にて。トカゲを追いかけていったら坐っているコンクリート面のすぐ下に穴があってトカゲが入って行ったそうだ。


吊り橋を戻ると左手の草地にヤギが2匹見えた。行ってみると、近くで民宿を営んでいるというおじさんがゴムホースで繋いだヤギに草を食べさせていた。



そのすぐそばに公園があり、ちょっと寄り道をして「角彌」に向かう。右はみなかみ町立幸知小学校の跡地。校門だけが残っており、いつ撤去されるかわからないので記念撮影。かなり前から廃校になっていたが、校庭の片隅に水上のアメダス観測装置が設置されていた。アメダスも数年前の校舎解体を期に撤去された。だから厳密に言えば水上のアメダス観測値は連続性がない。たいした違いはないだろうし、そもそも連続性が欠けても問題はないが、気象庁HPに注釈はなく、知らん顔しておこうということらしい。


そんな中、携帯が鳴っての呼び出し。ここの一人前はびっくりするほど盛りがよかった。それがだんだん小さくなり現在はその面影も消えたが、昼食は遅いし夕食は早いしというので、大人4人子供3人で4人前を注文。ソバだからすぐに4人盛りのヘギ蕎麦が到着。

「角彌」に入って下の子も目を覚まし食事に参加。結局足りなくて一人前を追加した。

左は「角彌」出口、というか入口。その足で昨日訪れた「湯テルメ谷川」に向かう。お風呂が使えないからお風呂代わり。昨日と違って駐車場に入るのに待つほどの大混雑。運よく車2台が待たずに入れたが、内風呂も露天風呂も人でいっぱい。


山荘に戻ったのは4時過ぎ。ゆっくりする暇もなく夕食のグリルというか日本語でいうバーベキューの支度に入る。上の子はこれが目的で来たようなものだからヤル気満々。着火剤への点火はしてやったが、炭を熾すまでのすべての作業はアドバイスをしながら上の子にやらせた。木に火が移り、燃え盛り始めたところでの炭入れ。

炭が熾き始めた時点での団扇作業。あんまりすんなり炭が熾きてしまったせいか、大はしゃぎという感じではなかった。


夕食後、木で火を焚いてのデザートの焼マシュマロ、火で焙ると溶けるのでこれをビスケットに挟んで食べる。

最後は花火大会。虫捕りに行って、お昼を食べ温泉に入って夕食を食べただけの一日だったが、子供たちにとってはとても楽しかったようだ。正しい連休の過ごし方。



2023.09/17 [Sun]
初めての七輪
今日の気圧配置、どう見ても秋霖の真っただ中で雨、のようだが朝からお日様がキラキラ。きっと天気図が間違えているのだろう。

今日は孫たちが朝早く東京を出発、川場の道の駅と「ハネッタ」、そして「望郷の湯」に寄ってから山荘に来る予定なので、天気図に係わらず天気が良いのは大歓迎。

午前中は部屋の大掃除、昼前に谷川温泉の町営温泉施設「湯テルメ谷川」に行く。温泉が使えないので仕方ない。山荘がみなかみ町にあるので町民税のようなものを払っているので町民割引で入れるはずだったが、今年から納税証明書と本人確認が必要とかで一般料金で入場せねばならなかった。これまでは口頭申告で良かったのだが、何かの問題があって規則か改定になったとか。問題って何?と確認しようと思ったが差額は240円だし、面倒なので止めた。

孫たちの到着が4時頃というのでそれまで庭仕事、妻はミョウガ採りに庭に出たがそこで大きなカタツムリを見つけた。子供に見せてあげようということになったがカタツムリ、動きが鈍いとはいえ放置すると逃げてしまう。そこで洗面器に水を張り、中に島を作ってそこに置けば逃げられないんじゃないかという素晴らしいアイデアがひらめいた。

カタツムリにとっても不快な環境ではないはずだと思うが、なぜかカタツムリは島からの脱出を何回も試みる。水に頭を付けた時は泳ぐのかと思ったがそうではなく、水中に手がかりがないか探していたらしい。

一時間近く二人で観察していると、洗面器のヘリと最短とみられる地点で遂に水面下の洗面器のへりに角の先が接触した。すると全身を最大限にのばして頭を洗面器の壁面に吸い付くことに成功、体を縮めて洗面器のヘリに移動した。
ようやく脱出に成功したカタツムリに威風堂々としていて思わず拍手、意外にも感動的であった。

その直後に孫たち到着。水を減らして洗面器に壁との距離を短縮するとカタツムリは同様の要領で難なく脱出を再現してくれたので子供たちも大喜び。

孫たち、といっても長女の今回の目的はグリルでの火熾し。娘の計らいで本番は明日、今日は七輪で日を熾すことになった。普段は段ボールで火を熾しているが初心者では難しいので着火剤を使用、木で火を作らせた。

木が燃え上がった所で炭を入れさせ、後は団扇で空気を送り込む。団扇で仰ぐことにより火が燃え上がる様をみて二人とも大はしゃぎ。

炭が熾きたところで今日のメニューのホッケとサバとサンマを焼かせた。

大成功の七輪で焼いた魚での夕食の後。YOASOBIのCDを掛けると、絵がないのに音だけ出るステレオに2歳になったばかりの下の子は興味津々、親しいYOASOBIの曲だったので一人で踊り続けていた。姉は二階で幽遊白書の読書、お兄ちゃんはフィギュア遊び、婿さんが一緒に踊ろうとすると、あっちへ行けと押し返していたのが可笑しかった。


今日は孫たちが朝早く東京を出発、川場の道の駅と「ハネッタ」、そして「望郷の湯」に寄ってから山荘に来る予定なので、天気図に係わらず天気が良いのは大歓迎。


午前中は部屋の大掃除、昼前に谷川温泉の町営温泉施設「湯テルメ谷川」に行く。温泉が使えないので仕方ない。山荘がみなかみ町にあるので町民税のようなものを払っているので町民割引で入れるはずだったが、今年から納税証明書と本人確認が必要とかで一般料金で入場せねばならなかった。これまでは口頭申告で良かったのだが、何かの問題があって規則か改定になったとか。問題って何?と確認しようと思ったが差額は240円だし、面倒なので止めた。

孫たちの到着が4時頃というのでそれまで庭仕事、妻はミョウガ採りに庭に出たがそこで大きなカタツムリを見つけた。子供に見せてあげようということになったがカタツムリ、動きが鈍いとはいえ放置すると逃げてしまう。そこで洗面器に水を張り、中に島を作ってそこに置けば逃げられないんじゃないかという素晴らしいアイデアがひらめいた。

カタツムリにとっても不快な環境ではないはずだと思うが、なぜかカタツムリは島からの脱出を何回も試みる。水に頭を付けた時は泳ぐのかと思ったがそうではなく、水中に手がかりがないか探していたらしい。


一時間近く二人で観察していると、洗面器のヘリと最短とみられる地点で遂に水面下の洗面器のへりに角の先が接触した。すると全身を最大限にのばして頭を洗面器の壁面に吸い付くことに成功、体を縮めて洗面器のヘリに移動した。


ようやく脱出に成功したカタツムリに威風堂々としていて思わず拍手、意外にも感動的であった。

その直後に孫たち到着。水を減らして洗面器に壁との距離を短縮するとカタツムリは同様の要領で難なく脱出を再現してくれたので子供たちも大喜び。

孫たち、といっても長女の今回の目的はグリルでの火熾し。娘の計らいで本番は明日、今日は七輪で日を熾すことになった。普段は段ボールで火を熾しているが初心者では難しいので着火剤を使用、木で火を作らせた。

木が燃え上がった所で炭を入れさせ、後は団扇で空気を送り込む。団扇で仰ぐことにより火が燃え上がる様をみて二人とも大はしゃぎ。

炭が熾きたところで今日のメニューのホッケとサバとサンマを焼かせた。


大成功の七輪で焼いた魚での夕食の後。YOASOBIのCDを掛けると、絵がないのに音だけ出るステレオに2歳になったばかりの下の子は興味津々、親しいYOASOBIの曲だったので一人で踊り続けていた。姉は二階で幽遊白書の読書、お兄ちゃんはフィギュア遊び、婿さんが一緒に踊ろうとすると、あっちへ行けと押し返していたのが可笑しかった。

2023.09/15 [Fri]
藤原の夏 2023
今週の月曜日、山荘から東京に戻ったばかりなのにまた山荘に来た。東京の滞在は火水木の三日間、用事がいくつかあったからとはいえずいぶんと非効率な感は否めない。それというのもこの三連休、孫たち一行が遊びに来るというので受け入れ態勢を確保と滞在期間の接待のために来ることになった。浴室が未完成のためまだ温泉は使えないのだが、孫たちが、たぶん上の子が、それでも庭でグリル、いわゆるバーベキューをやりたいというので一家5人でやってくる。
埼玉県を通過中の外気温は車の温度計では35度、さすがにここまで来ると(標高約800メートル)少々涼しいがそれでも9月にしては暑い。暗くなり始めた6時過ぎから雨となって少々涼しく感じるがテラスの温度計は22度を指している。
現在の雨雲
「8月のまとめ」に書いたようにこの夏、特に北日本は記録的な猛暑。ではここ藤原では?というので観測データをまとめてみた。下図は藤原アメダスによる観測値で、この夏の7月から9月の日々の最高気温と最低気温と平年値の最高気温と最低気温を合わせてプロットしたもの。最高気温に関しては平年値を4-5度上回る日も多く、避暑地とは言えないぐらい。ただ最低気温は高いと言っても20度をちょっと上回るだけなので朝は快適。明日からの三日間、晴れてくれるといいな。

埼玉県を通過中の外気温は車の温度計では35度、さすがにここまで来ると(標高約800メートル)少々涼しいがそれでも9月にしては暑い。暗くなり始めた6時過ぎから雨となって少々涼しく感じるがテラスの温度計は22度を指している。
現在の雨雲

「8月のまとめ」に書いたようにこの夏、特に北日本は記録的な猛暑。ではここ藤原では?というので観測データをまとめてみた。下図は藤原アメダスによる観測値で、この夏の7月から9月の日々の最高気温と最低気温と平年値の最高気温と最低気温を合わせてプロットしたもの。最高気温に関しては平年値を4-5度上回る日も多く、避暑地とは言えないぐらい。ただ最低気温は高いと言っても20度をちょっと上回るだけなので朝は快適。明日からの三日間、晴れてくれるといいな。

2023.09/14 [Thu]
サンジミニャーノとシチリア
朝の日課として、顔を洗って朝食の席に着くと、まず新聞を開き端から端まで丹念に目を通す。と言っても多くは見出しで気になると記事だけを読む。加えて新刊本や週刊誌の見出しにも目を通し、広告に目を流すことも多い。たぶん毎朝1時間はそうやって過ごしているだろう。
先日の夕刊で目に止まったのが海外旅行の広告。海外旅行に行きたいという熱意はいつしか全く消えてしまったが、広告の中の写真に目が止まってしまった。それがこちら。イタリア旅行の宣伝など珍しくはないが、4枚使われている写真の一枚がサンジミニャーノだった(赤枠)。

拡大すると雰囲気が多少感じられるかもしれない。多数の石造りの塔が建つ石の壁に囲まれた小さな町、もしくは村である。ノルウェー滞在中にここを訪れ壁の中の二つ星の宿で一泊した。中はほぼ100%が中世の建物だったような印象があるが、多分印象が美化されてしまっただけかもしれない。それほど中世に紛れ込んでしまったような錯覚に陥る町であった。まるで村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」や現在読んでいる「街とその不確かな壁」の第一部を彷彿とさせるようだが、今は観光地でありそのような趣はないので念のため。

それだけではなく、帰国後、安野光雅がサンジミニャーノを描いたリトグラフに出会ったので購入、今も部屋の壁にかかっている。今見たら番号は722/800とあった。確か、昔、記事を書いたよなと思いブログ内を検索すると2021年1月に書いていた。安野光雅の死亡記事に合わせて記したものだった。サンジミニャーノと絵の購入経緯について記しているので興味ある方はどうぞ→こちら。

記事にあるように、フィレンツェからはバスを乗り継いでいかねばならないとあって、日本人観光客は皆無の町であった。多くのイタリアツアーがあるが、サンジミニャーノを訪れるツアーは珍しく企画した担当者に拍手。同じく拍手がその下にあった目的地が南イタリアとシチリアのツアー。アグリジェントとタオルミーナがフューチャーされていたので目に止まった。

ツアーはそれぞれの地に一泊と二泊する旅程である。シチリアも別の機会に訪れたが我々もアグリジェントに一泊、タオルミーナに二泊であった。この旅、イタリアなのでレンタカーで回る元気はなく移動はバスと列車。宿も帰る日の夜だけ都会のホテルを予約したが、他は現地の案内所で見つけた二つ星のホテルに泊まるというもの、タオルミーナはあまりにいい所だったので連泊となった。ツアーには含まれないシラクサも訪れた。いずこも日本人の影はなく、広告を見たら25年くらい昔の記憶が生き生きと蘇った。イタリアに行くならシチリアはお薦め。

先日の夕刊で目に止まったのが海外旅行の広告。海外旅行に行きたいという熱意はいつしか全く消えてしまったが、広告の中の写真に目が止まってしまった。それがこちら。イタリア旅行の宣伝など珍しくはないが、4枚使われている写真の一枚がサンジミニャーノだった(赤枠)。

拡大すると雰囲気が多少感じられるかもしれない。多数の石造りの塔が建つ石の壁に囲まれた小さな町、もしくは村である。ノルウェー滞在中にここを訪れ壁の中の二つ星の宿で一泊した。中はほぼ100%が中世の建物だったような印象があるが、多分印象が美化されてしまっただけかもしれない。それほど中世に紛れ込んでしまったような錯覚に陥る町であった。まるで村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」や現在読んでいる「街とその不確かな壁」の第一部を彷彿とさせるようだが、今は観光地でありそのような趣はないので念のため。

それだけではなく、帰国後、安野光雅がサンジミニャーノを描いたリトグラフに出会ったので購入、今も部屋の壁にかかっている。今見たら番号は722/800とあった。確か、昔、記事を書いたよなと思いブログ内を検索すると2021年1月に書いていた。安野光雅の死亡記事に合わせて記したものだった。サンジミニャーノと絵の購入経緯について記しているので興味ある方はどうぞ→こちら。

記事にあるように、フィレンツェからはバスを乗り継いでいかねばならないとあって、日本人観光客は皆無の町であった。多くのイタリアツアーがあるが、サンジミニャーノを訪れるツアーは珍しく企画した担当者に拍手。同じく拍手がその下にあった目的地が南イタリアとシチリアのツアー。アグリジェントとタオルミーナがフューチャーされていたので目に止まった。

ツアーはそれぞれの地に一泊と二泊する旅程である。シチリアも別の機会に訪れたが我々もアグリジェントに一泊、タオルミーナに二泊であった。この旅、イタリアなのでレンタカーで回る元気はなく移動はバスと列車。宿も帰る日の夜だけ都会のホテルを予約したが、他は現地の案内所で見つけた二つ星のホテルに泊まるというもの、タオルミーナはあまりにいい所だったので連泊となった。ツアーには含まれないシラクサも訪れた。いずこも日本人の影はなく、広告を見たら25年くらい昔の記憶が生き生きと蘇った。イタリアに行くならシチリアはお薦め。

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